フロントホイール加工のおはなし

販促部   ヒロ伊藤です。

 

今日は、珍しく? あまりやらない純正ホイールの取り付け。

ブツはこれ↓  レトロ感たっぷりな19インチホイール

このホイールを、このフォークに↓
取り付けの依頼(ブレーキ廻りも)

わかっていることは!

何一つ、まともに付かないということ!

全て加工ありき・・・・・

 

 

まずは、バイク博士・川瀬マンと作戦会議。

アクスルシャフトは? ディスクは? キャリパーは?

アクスルは何φで行く?  本当にできるのか?
どうしよう・・・・

 

 

結局、何も決まらないまま作業開始

 

まず観察

そしたら、なんとホイールBGがテーパーローラーBG(マジか・・・?)


しかも、BGの内径がφ17
外車・旧車ではたまにあるテーパーローラーベアリング↓

一番厄介なパターン。 アクスルシャフト見つけるのも大変だし

やはり、アクスルシャフトのことなど考えるとBGの内径は

φ20以上でやりたい。  BGも、普通のもので行きたい。↓

しかし、このBGを使うにはホイール側のBG圧入部の
内径拡大が必要。(難易度 大)

 

ホイールが19インチということもあり
うちでは旋盤にチャックできず。

 

19インチを掴むことのできる旋盤屋さんに作業を依頼。

加工から上がってきたホイール。内径が拡大されています。

さっそくBGをプレスで圧入↓

ここで、左右のホイールBGの間に入るディスタンスカラーを製作!

 

ディスタンスカラーの寸法・材質は超重要!
これらがよろしくないと、BGがすぐに壊れて大変危険なため

 

慎重に作業。

 

定番の上でしっかり採寸して

ディスタンスカラーを

BG間の距離より0.25~0.35mmは長く製作します。

 

この長さがミソで、アクスルをトルクで締めたときに
ベアリングレースの外側と内側が垂直方向でそろって
ベアリングのボールがセンターに位置するように製作します。

材質も、硬いアルミでA7075で製作

製作したディスタンスカラーを入れて

もう片方のBGを圧入↓


これで、φ20のアクスルシャフトが使用できるように!

 

この後
アクスルを決めて、アクスルカラー、ホイルカラーの製作。

ディスクスペーサーの製作。キャリパーサポートの製作。

と作業は続きます。

 

本来なら、1日でお伝え(完結)しようと思ったのですが

本店ブログ・ウエストブログで26(じろ~)がやった

「おこもり」~「おこもり4」この戦法を

わたくしもマネします。

 

 

これで、何回かブログねたを稼げます。
いつもネタ探し大変なんだから~(本当に!)

 

この続きは来週!

 

それでは、また来週  ごきげんよ~

 

 

 

 

関連記事

  1. FX?

アーカイブ

イベントカレンダーは
こちら
PAGE TOP