耐久性のためにのおはなし

販促部  ヒロ伊藤です。

もう何年ぐらい前になるか?
8~10年ぐらい前かな

この ↓ XR100の作業したのは

当時、エンジン不調に悩ませれていて困っていたお客様

担当営業マン
バイク博士・川瀬マンとお客様と相談した結果

薄いアルミメッキシリンダーやめて
鉄スリーブのシリンダーにしようと決定

そこで、スリーブの製作

この石みたいな↓


ターカロイという鋳鉄を、分けてもらって

旋盤で加工↓


耐摩耗性に優れ強度もあるターカロイ

シリンダースリーブの材料として最適です。
(今は超々ターカロイって言うのもありますが)

出来上がったスリーブ↓


これを内燃機屋さんでシリンダーに入れてもらうと

どこの部分か
わかりますか?

 


ひっくり返すと

加工前の写真がないのが、残念ですが
この部分の肉厚がメッキシリンダーの時と全然違います

この肉厚なら耐久性は、ばっちりなはず!

シリンダーはとりあえず完成。

 

この時は、ヘッド周り

バルブガイドもダメになっていたので
バルブガイドも製作しました。


ヘッドから抜いたバルブガイド↑

 

用意した材料は↓

さっきのターカロイ同様これも
きったない・ただの棒にみえます。

でも

これも優れ物なんです。

ABB2 と言って特殊アルミ青銅
強度はもちろん耐摩耗性・耐疲労性・耐食性に優れた材料です。

これも旋盤で加工していきます。


そして出来上がり↓

 

ヘッドに取り付けると↓

こうやって、出来たエンジンの車両が
最初の写真の、これ

8年ぐらい前に
今日、紹介した作業をさせて頂き
トラブルなく現在も走れているとのこと!

良かったです。

メンテナンスもしっかり行って
これからも、長く乗って頂きたいですね!

今回も

「どうしよう? こまった」から始まった作業でした。

いろいろ
諦めないで相談してくださいね。

バイク博士・川瀬マンに!

ちなみに、上の写真で手だけ写っているの
川瀬マンです。

わたくしのブログに久しぶりの登場です!

 

それでは、また来週 ごきげんよ~

 

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