加工課 ヒロ伊藤です。
モトGPも始まり、いよいよレースも
シーズンインな感じ!
わたくしがお手伝いしている
TEAM VITAL SPIRITも始動開始!
今回はシーズンオフの間に色々、手を加えました。
チームでは2015年から電子制御サスペンションの
BMW・S1000RRを使用しています。
始めは
STD・ステム+STD・トップブリッジでスタート
ここから
ジータ製 トップブリッジに変更
ジータ・トップブリッジ+STD・ステム↓
この変更は、劇的に良くなりタイムアップに
つながりました!
しかし、タイムがでてくると
ステムのフォーククランプ部が↓
中でフォークが動いているようです。
そこで、まず
フォーククランプピンチボルトを
ジータチタンボルトへ
締め付けトルクも色々試しました。
タイムはでましたが
まだいける!もっといける!
と考えステムを製作!
ステム+トップブリッジの変更でタイムアップ?
と思ったらこの変更が裏目に・・・
フロント周りの剛性が強すぎたのか
強烈なブレーキングは安定するが
それ以外は、チャタリングに悩まされ
ギャップ後の振れもひどく
使用を断念!
よって昨年は
ジータ・トップブリッジ+STD・ステムで戦いました。
これが、昨年までの出来事
そして、冬の間にフロント周りの対策を
剛性を落とすためトップブリッジの加工
肉抜きして剛性を落とし
こんなに、抜いてみました!
上 加工済み 下 加工前
それと、アクスルシャフトの径を変更
φ25 をφ22に
昨年は、アクスル・ステム・トップブリッジ
下から上まで全てが強く
下でひろった挙動がハンドルまできていると推測しての
チャレンジです。
これで、ギャップ後の振れの収束も早いはず
剛性を落としたトップブリッジ
+
高剛性のステム
+
径の変更で弱めたアクスルシャフト
この仕様で、まだ1度しかテストできていませんが
何と!
自己ベストタイム更新!
この時期ではありえない事です。
自己ベストは出来過ぎですが
練習のアベレージタイムもあがっているので
仕様変更が当たったのかな?
バイクは
強ければ良いというものではないと
改めて感じました。
本当に
サーキットはいい勉強の場です。
次はこの仕様に
ゲイルスピード新作
SB-1
を追加してのテストです。
また、報告します。
それでは、土曜日に バイバ~イ