ギヤのおはなし

販促部   ヒロ伊藤です。

 

なぜか? この頃
同じような作業ばかり続きます。

どんなような作業かというと
それは、ミッション! ギヤですギア!!
ギヤとギアどちらの呼び方が正しいかわかりませんが・・・・?

この前、レーサーのミッション抜けを修理したばかりなのに

この車両のギアは、平行ダボだったので
一回抜け始めると抜け続けるので修理に苦労しました。

やっと、ひとつ終わったと思ったら

 

今度は、このイカツイ・ミッション↓


V-MAXのもの

これは、エンジンO/Hついでに、ミッションを他車種の物に交換して
高速型、ロング仕様にする作戦!
これも、色々採寸してギヤ比を計算して
ただ今、パーツチョイス中!!

 

同時進行で

1970年代の車両のミッション↓

 

BMWのギヤボックスです。

 

上からインプットシャフト
カウンターシャフト
アウトプットシャフト

国産とは、色々構造が違いますね。
シャフトの数も違うし

こんなところも違います。

 

ギアチェンジの時、下の写真のように
シフトフォークがギアをスライドさせギアが変わります。

V-MAXの物↓

BMWの物↓

その仕組みは同じですが、そのシフトフォークを
移動させるものの構造が違うんですよ!

 

見慣れたシフトドラム、V-MAXのもの
この、溝の中をシフトフォークが移動する仕組みです。

BMWのシフトセレクターは↓

この溝を移動↓

このBMWのメカメカしさ、たまりませんねー!

 

そして、組むときに

各シャフトの全幅をシムで調整↓

アウトプットシャフトを回してみて

 

回転の重さをチェック

 

違和感を感じるようなら、もう一度ばらしてシムで調整

インプットシャフトも↓

ここは組み方で、だいぶ変わるので慎重に作業しますね。
納得いくまで、調整します!!

 

組み方によって、組手の味がでるので

こういう作業は、本当に面白いですねー。

 

ここ最近、いろんなギヤを触ってきました。

最後に、こんなのも

シフトフォークも見える、この男前なギヤたち

何かと言うと

 

旋盤の中のギアでした!

壊れたので直してました。

 

このギヤの変速はすごくて

 

この、レバーたち↓
ここだけでも、いっぱいあるのに

こっちにも↓

頭の中が、こんがらがりそうなレバーを操作すると色々なことが出来ます。

めったに作業しませんが、ねじ切りも

 

今回は18mmのピッチが、なんと2.5

こんなの、ダイスを持っているはずないので
旋盤でねじ切りです。

 

ねじの外径と、刃物の逃げる溝を作って↓

ピッチ2.5で少しづつ刃物を入れていきます。↓


最初はただの線ですが

少しづつ削るのがコツです。

でも、結構むずかしいですよ。

そして

だいぶ、ネジらしくなってきました。

 

そして、反対側と道具のかかる部分も作って

完成!!

それにしても、M18×P2.5

そんなの、初めて聞いた!!

 

これ何かというと、これもSSTです。

 

それでは、また来週  ごきげんよ~

 

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