販促部 ヒロ伊藤です。
お知らせです。
誠に勝手ながら
8月24日(月)~28日(金)まで
夏季休暇とさせていただきます。
大変ご迷惑をおかけいたしますが
御理解の程、宜しくお願い致します。
今日は
ちょっとだけ、作業の報告です。
カムシャフトが2台分↓
左側は、レースで使っている2020年型YZF-R6のカム
右側は、1978年のGS1000のカム
レース用をラッピングするついでにGSのカムもラッピングしました!
年代物のこのカムシャフト↓ 車両に組み込まれていた物ではなく
どこからか、出てきた掘り出し物らしい。
そして刻印は↓
メーカーに確認して、本当にGS1000の物かどうか確認しましたが
もう資料が残っていないらしく
分かったのは
ST-1のMAXリフトとST-2のMAXリフトだけ
もう、現物で確認するしかないと言うことで
採寸開始!
ノーズサークルと↓
ベースサークル↓
2か所を計測して、カムリフトを求めて
GS1000はロッカーアームではなく直押しなので
おそらくST-1と断定
この後、カムシャフトジャーナル部のクリアランスを確認
マイクロメーターを使用して計測
ちなみに、下の写真の目盛りの読み方
わかりますか?
スリーブ 21.5
シンブル 0.46
バーニヤ 0.006 全てを足し算して
21.966mm
わたくし、読み方はわかるのですが
字が、ちっちゃすぎて・・・・・・ どうにも困っていいます!
カムシャフト側は、わかったので
エンジン側、ヘッドのジャーナル部の内径を計測
カムホルダーを規定トルクで締めて
ボアゲージで計測 INもEXも計測します。
コンロッドメタルやメインメタル計測する時もそうですが
何回も何回も、がちゃがちゃゲーージを入れるのでは
すーっと、入れるのがコツ。
メタルなどは、ちょっとでもキズつけたくないので!
計測の結果
ジャーナル部のクリアランスは、0.038mm
だいたいどんなバイクでも、ここのクリアランスは
基準が
3/100~5/100 0.03~0.05なので
このカムシャフトは、エンジンに組み込めるということに!
あとは、カムシャフトを組んでみて
バルブクリアランスを、0.15~0.20ぐらいに合わせて
おそらく、このぐらいだと思います。
っていうか
データーがないのでこのぐらいにします。
バルブタイミングも、わからないので
ロブセンターでIN 100~105°
EX 105~110°
の間で組んで、確認しようと思います。
バルブタイミングがこの間にあれば、間違いなくエンジンはかかります。
この続きの作業は、後日
続編として報告します!
一回の作業で、2回も3回もネタが稼げて最高です。
最後に、もう一つ
岡山の事前公開テストに行ってきました。
猛暑で、なんと路面温度60℃
本当に、しゃれにならん!
そんな中、2人の若者は頑張っていました!
あまりの暑さに、わたくしは
「こげる~」って感じでした!
それでは、また来週 ごきげんよ~