カム交換のおはなし

販促部  ヒロ伊藤です。

 

 

セールも残すところ
あと1日!


このチャンスをお見逃しなく!
お得にお買いものしてくださいね!!

 

今日の作業はカム交換

カムといえば「ヨシムラ」!


今回はカム交換のみなので、エンジンは降ろさず車上での作業。

 

STDカムをエンジンから取り外し
取り外したSTDカムとカムスプロケット↑

取り外したカムホルダー↑

 

今回は新品のカムと交換するだけですが・・・

 

カムホルダーをひっくり返すと

傷だらけ・・
まあ30年以上前のバイクなので当然か

カムホルダーはヘッドと一体成型なので交換は出来ない・・・

でも、このまま組むのは具合が悪いので

修正!

カムホルダー8個、修正して

ホルダーが傷だらけということは、エンジン側も傷だらけということで

 

そちらも修正(ついでにロッカーアームも修正)↓


ヘッドのO/Hではないので、ヘッド側はあまり無理できない

山側の傷はきれいにして、谷側は多少残ってもオイル通路と
考え作業しています。

 

これで、軸受け部は完璧!

 

あと、新品のカムのエッジをゴム砥石で取り除き↓

バルブタイミングを調整できるように
カムスプロケットを長穴加工↓

これで、やっと
車両に取り付ける準備完了↓

ちゃちゃっと
カム組んでタッペットクリアランスを調整したら

 

 

ピストンヘッドにダイヤルゲージをあてて

正確な上死点を出します。

こんどは、インレットのバルブにダイヤルゲージをあて
今のタイミングを確認

バルブが動き出す瞬間は分かりずらいので

カムがバルブを押し始めて1mmリフトしたところの
クランク角を読み取ると

上死点前 12° ↑

 

 

このまま、クランクを回転させ

MAX リフトとロブセンターをチェック


ロブセンター 110°

バルブが閉じる前1mmも計測して

現状のインレットのタイミングは実測で


オープンが12°  クローズが53° (タペット0.15)
MAX リフト8.25mm  ロブセンター 110°

となりました。

 

ヨシムラのカムプロフィールと比べると


ヨシムラはオープン17.5  LC 105なので

現車は5°遅れていることに

 

こんどは、それを調整です。

 

写真はないが、カムスプロケットのボルトを緩め
カムは回転させずクランクのみ回転させ

 

タイミングをキッチリあわせると!


バッチリ17.5°

ここで緩めていたカムスプロケットボルトをしめ

エキゾースト側も調整して

結局実測で、こうなりました。

ヨシムラのカムプロフィールは


ドンピシャになることは、まずないので

組む人それぞれの考え方で組みます。

 

ロブセンターのクランク角で合わせる人もいれば

 

わたくしは、オーバーラップで合わせます。↓

つまり

インレットは動きだしてから1mmリフトの時
上死点前 17.5°

 

エキゾーストは閉じきるまえ1mmの
上死点後 15°

この数字をヨシムラのプロフィールに合わせています。

 

バルブタイミングがしっかりとれたら

カムスプロケットボルトにロック剤を塗布して

規定トルクで

さいご、ヘッドカバーを取り付ける前に

初期かじりが怖いのでグリスを塗って


あと、組んでおわり!

 

カム交換だけだけど、結構大変でしょ!

 

それでは、また来週  ごきげんよ~

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