piece・peace・ピースのおはなし

販促部  ヒロ伊藤です。


ホイールカラーの加工の依頼がきました!
とりあえずカラーを抜くことからですが
ホイールに傷をつけないように、緩衝材に切り込みを入れて養生します。

切り込みを入れるだけで、カラーだけが
「こんにちは!」って顔を出すので安心して作業できます。

そして、ベアリングプラーを使って外したカラーが↓こちら
採寸の結果
赤いやじるしのところを、青い線のところまで削りたいのですが

旋盤で削るには、ここ↓


黒しやじるしのところを、旋盤にチャックしなければなりません。

たった2mmないぐらいの所を・・・・・

つかみしろが少ないと
センターも出せないし、ものが振って正確な寸法で削れないばかりか
危険なので

即席で治具を製作します。それがこれ↓

いらないカラーを拾ってきて、ものの5分もあれば出来ます。

この、えぐった部分に削りたいカラーの薄い部分を入れて
旋盤でチャックする作戦です。

セットすると、こんな感じです↓


これで、カラーが吹っ飛ぶこともなく、正確に安全に切削できます。

このような、治具を製作すれば

薄いワッシャーなどの内径や厚みなどの寸法を変えて
狙いの厚みのシムも製作できます。(限界はありますが)


ミッションを調整するシムの加工も可能です。↓
シフトタッチ、良くなりますよ


(ミッションのチューニング、これは武器になりますよ)

こんな、薄い物や変な形の物を旋盤でチャックして削るために
治具がこんなに増えました↓ (本当は、この倍はあります)


上のこれらは、よく使うヤツです。
ゲイルスピードのカラー各種や10mmのワッシャーなど専用

容器に入れて大切に保管しています。

今日は、ただの一般的な旋盤作業の報告でしたが

この頃、なぜか?
旋盤でつかむ物や用途が少し変わってきました。

クランクシャフトをセットしてみたり↓

カムシャフトをセットしてみたり↓

ピストンピンをセットしてみたり

ここまで、くれば当然バルブも↓


バルブリフターも↓


ところで
バルブリフターって、知っていますか?

ロッカーアーム式とは違い
カム山が、直接ここ(リフター)を押すんですよ。
直打式とか直動式と呼ばれています。

よって、リフターは常に上下運動を繰り返し
そればかりではなく、
カムが常に押すので一か所だけ押されていると、
そこだけが摩耗するので

それを避けるために、カムが少しセンターからズレた位置を押すことで
リフターが回転して、
同じところが常に当たらないようになっているんですよ!

だから、リフターは上下運動しながら回転もしています。

それが16個

そのフリクションを低減させるために、旋盤にセットして磨いています。

ヘッドに組み込まれたリフター↑

このあたりの、報告はまたしますね。(各パーツのラッピングなど)

 

細かい作業ですが、
一つ一つのpiece(ピース)を丁寧に仕上げ

組み上げる。大切なことです。

でも、
もっと・もっと大切なことが

 

今日一番伝えたいのが

こっちのpiece(ピース)ではなく

 

こっちのピース↓
そう、ピースサインのピース
(いぶきは、今日は友情出演)

peace(平和)

テレビをつければ、爆撃や負傷した方の映像

もう勘弁してほしいものです。

見るのもつらい、あのロシアのバカのせいで!

 

わたくしが、お金持ちなら
デューク東郷
またの名をゴルゴ13をやっとって
あのロシアのバカを仕留めてもらうんだけど・・・

 

peace(平和) 早く訪れてほしいものです。

 

「平和」 あのロシアのバカは
きっと「ピンフ」って読むんだろうな・・

あ~情けない・・・・・

 

被害にあわれている方、心よりお見舞い申し上げます。

 

それでは、また来週  ごきげんよ~

 

 

 

 

 

 

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