CB750Fパーツのおはなし

販促部  ヒロ伊藤です。

今日は、昭和50年代のエンジン↓


CB750F

勢いでここまで組んでしまいましたが
このエンジンは、カムチェーンが2本ある珍しいエンジンなんです。

上から見た写真↓

少し横から↓


右側、大きい方のギアについているのが、エキゾーストカムチェーン
これがクランクシャフトのギアにかかっていてEXカムを回転させます。

左側、小さい方のギアにかかっているのが、インテークカムチェーン
これがEXカムギアとINカムギアをつなぎインテークカムチャフトを回転させます。

カムチェーンが2本あるということは
テンショナーも2つあるということ


エンジンを横から見ると、このような状態でついています。

で!

40年ぐらい前のバイクですが、新品部品がまだ販売されているんですよ!

左は新品 右は40年頑張ってきたもの

ストッパーの部分が剥離して無くなっていました。
(オイルパンの中に落ちていました)

新品が出てよかったです。

数年前は、販売終了になっていたので
メーカーさんが再販してくれたのだと思います。
カムチェーン周りのパーツの再販
ホントに大助かりです!

今回、CBのエンジンでは
かなりのパーツがメーカーからまだ販売されていました。

 

でも残念なことにSTDピストンが販売終了・・・・
ピストンリングはありましたが

このエンジンのピストンは↓


うん~
出来れば、交換したかった・・・

でもパーツが販売終了なので

このピストンを修正して使用することにしました。

修正・WPCを施したピストン↓

同じものに、見えますか?

信じられないかもですが、2枚上の写真と同じピストンです。

新品に交換できるものは交換して
パーツがないものは、修正などを施して組み上げていきます。


当然、フリクションを減らすための努力もします。

バルブリフターなども↓


カムを組付ける前です。

真ん中奥に、テンショナーが2つ、見えていますね。

リフターは上下運動しながら回転もするので
綺麗に処理した方が良いと思います。

最初の方の写真で、カムもラッピングされているの
わかりましたか?

もう一度、これです↓

ミッションなんかも、いろいろ処理したんですが
なんと?
ほとんどの写真が
ピンボケ


ピンボケと
カメラのレンズにオイルが付いていたのか

曇ったような写真ばかりでした。

もっともっと、いろいろな事をお伝えしたかったのですが
写真が・・・・・

次は、もっと撮影に頑張ります。

 

でも、40年も前のバイクの部品の供給があるって
素晴らしいですね。
オーナーが困っているであろうパーツを再販して
「いつまでも愛車に乗ってくれよ!」
っていうメーカーの気持ちはうれしいですね。

 

以前にネタにした。

CB750Kの再販されたマニュアルたち↓

オーナーズマニュアル・パーツリスト・サービスマニュアルなどがセットに↓


この本の最後に↓

メーカーの思いが伝わってきますね

それでは、また来週 ごきげんよ~

 

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