こんにちは、一宮店メカニックのS康二ことコーディーです!
先日、数年乗らずに放置してたというバイクを車検でお預かりしました。
フロントブレーキがスカスカなのでとりあえずブレーキフルードを交換しようとフルードタンクのキャップを開けると、鼻をつくような臭いが・・・フルードと水が混ざって腐ってる臭いがしたのでそのままフルード交換をしました。
しかしブレーキのタッチは戻らず。
フルードの漏れがないか各部を点検してみると、
ブレーキマスターのピストンからフルード漏れを発見!ダストブーツで隠れていたので見えませんでしたがバラしてみました。
ピストンの周辺にフルードが固まってできたカスが溜まってました。
ピストンシールの間に嚙みこんでフルード漏れを起こし圧が逃げていたようです。
ピストンシールに亀裂や摩耗は無く、ピストン・シリンダー部も異常な磨耗は無さそうだったんで洗浄してそのまま組み込んでフルードエア抜きをして無事ブレーキのタッチは生き返りました。
一晩ブレーキを握った状態で固定してフルードの漏れはおさまったので今回はこれで様子を見ようと思います。
ちなみにキャリパーの方はピストンシールの劣化も無くピストンの動きもスムーズでした。
では・・・また・・・