エンジンO/Hに溶接?のおはなし

販促部   ヒロ伊藤です。

前回は、エンジンO/Hに旋盤?って
みたいなお話でしたが

今日は、エンジンO/Hに溶接?っていう感じのおはなしです。

エンジンO/H時に、溶接機を使うのは
まあ 修理ですね!

例えば


歪まないように、治具にセットして溶接↓

少しだけバンク角もかせげたかな?

O/H時にクランクケースに割れがある場合も
溶接して直しておきます↓


よく、このような割れも有りますね。
ついでなので修理しておきます。

綺麗にして溶接開始です。

溶接でもって少しづつ形を整えていきます。

形が出来たら、ネジを切って完成↓


取り付けをしてみて確認、ばっちりです!

これで、エンジン塗装をすると↓


もう、割れていたのが
わからん!!

こんなのも↓


シリンダーのフィン割れ


これも溶接でしていきます


溶接しては削ってを何回も繰り返しすると↓

これも、エンジン塗装すると↓


もう、わからん!!

ちなみに、このシリンダーの中の写真も有ったので↓


低フリクション処理が施されたシリンダー、きれいですね!

ここまでは、どっちかっていうと
O/Hのついでに修理って感じでした!

ここからは、ネガを消すため溶接作業↓


ギアチェンジするためのシフト機構です

現在はニュートラル

シフトすると、花びら見たいな形の谷の部分にローラーが落ちます

ちなみに、これは5速

それが、中途半端な位置↓

このような時にギア抜けをおこします

このような現象を起こりづらくするために
溶接機の出番です

簡単な設計図


赤い部分を、溶接でもってとがらせてやります
そうすることで、必ずローラーが谷に落ちるように細工します。


スプリングのイニシャルも増すように、ローラー側も溶接でもります

組み付けると↓

これで、ギア抜けの心配無し

良く、ギア抜けするバイクは一度
チェンジ機構を確認すると意外と対策方法がみつかるかも!!

それにしても、O/Hに溶接機

前回は旋盤!

量販店には、あるところも少ないと思うけど

しゃぼん玉は、旋盤も溶接機も有って良かった!!

作業の幅が広がりますものね!!

それでは、また来週 ごきげんよ~

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