販促部 ヒロ伊藤です。
今日は、久々にSST製作のおはなし。
スペシャル・サービス・ツールの事です!
今までも、相当の数を製作してきましたが
まだ、作らなくてはいけないとは・・・・・・
今回は、Fフォークを緩める道具の製作です。
緩めなくては、ならない場所は
何と! 8角
こんなの、一般工具ではどうにもならないので
製作の運びへ!
辺と辺の距離を計測↓
36mm
ここから、まずは簡単な設計図を
φ36の円に外接する8角の正多角形を
書いていきます。
対角の頂点の距離を採寸して↓
38.966mm
よってφ39の丸棒から削り出せば、この8角の正多角形が出来るということです。
ちょうどφ40の丸棒があったので
旋盤で加工↓
フォークにかける側は36mmの8角
道具をかける側は27mmの6角
そのためのブランク材が完成↓
これを、フライス盤でとサーキュラーで
角度を変えて切削します
6角側は、60度ずつずらして削り
8角側は、45度ずつずらして削る。
簡単でしょ!
27mmの道具がかかる6角側↓
そして、問題の36mmの8角側↓
これで、フォークがばらせます!
ここに↓
SSTがピッタリと↓
完成!
おそらく製作時間は30分~40分ぐらい
今回のように、バラスための専用工具がない
そんな時
手持ちの工具で何とか工夫して作業する。
メーカーから発売されている専用工具を購入する。
持っているところから借りてくる。
手段は色々あると思います。
その中で
「自分で作る!」っていう発想があったり
選択肢があるのは、作業するうえで大きいと思います。
あと、制作出来る環境にも感謝ですね!
でも、これから
あと、どれだけSSTを作るんだろう
メーカーで色々、統一してくれると助かるんだけど・・・
でも、なんでこの箇所は8角なんだ~
6角じゃダメなの? (6角なら普通に道具があるのに)
それでは、また来週 ごきげんよ~