こんばんは、MT川瀬です。
少し前にデビューしたACTIVEさんのスイングアームですが
ようやく車種もCB1300、DAEG、ゼファー1100と揃ってきましたので
ちょっとご紹介いたします。
ごらんのとおり、通常カスタムスイングアームといえば押し出し材が主力
なのですが、ACTIVE製はプレス成型です。
プレスのなにが凄いか?というのは↓をご覧ください。
ご存知2000万円以上するRC213V-Sで、ワークスレーサーと同様の
構造と製法が売りの超プレミアムマシンですが、
スイングアームはやはりワークス同様プレス成型です。
ちなみにRCのスイングアームは150万円(!)ぐらいするそうです。
これを聞くとACTIVE製の30万円は破格のプライスに感じますが、
平均的なスイングアームの価格よりもかなり高額ではあります。
そう、プレスはすごくイイのと引き換えにどうしても高額化してしまいます。
逆に言えば、コスト度外視ならば現在最高の製法なのです。
応力解析に対して最適な形状に設計できる、軽量に作れる、
耐久性に優れるなどメリットは多いのです。
当店デモ車の究極ゼファーにも採用しました。
ちなみに、最近の市販車ではアルミスイングアームはダイキャスト製法が
主流で、形状設計の自由度と軽さはプレスより有利ですが、大規模な
生産設備と大量生産が前提なので、一度作ると設計変更が容易ではない事と
小ロット生産では使えないのが弱点。
社外に多い押し出し材は長さや幅などの制作自由度が高く、
ロング化やワイド化などのオーダーに対応しやすい事と、何といっても
見た目がカッコイイのですが、角材で作るのが基本なので形状の制約が厳しいのが弱点でしょうか。
メチャクチャ走りにこだわりのある熱いカスタムネイキッド乗りの方、
一度このスイングアームを味わってみませんか?
価格も価格なのであまり人とかぶらないマシンに仕上がると思いますよ。
それではこの辺で、
MT川瀬でした。