販促部 ヒロ伊藤です。
9月20日のピットブログ、見ました~?
その日は昨年のドラフト1位、いぶきのブログでした。
(昨年のルーキーイヤーは活躍がなかったので今年も新人王の権利アリの若者です)
モトクロッサーのエンジンをリフレッシュ!なんて・・・
ほざいていましたが・・・
作業するのは、大部分がわたくし・・・・・・
時間がない中、かわいい後輩のために頑張ります。
分割したクランクケース↓
ここだけでも、8個のBG(ベアリング)があるエンジン
このBGのフリクションが少しでも少なくなれば
軽いエンジンに仕上がると思いませんか? 8個ですよ!
今回は全部新品にするのですが
BGの低フリクション処理
と
馴染みをよくするためのBGの慣らし運転
をしてからクランクケースに組み込みました。
処理方法は、また後日に報告しますね。
そして、今回久しぶりに使いました。クランクインストーラー ↓
クランクシャフトをケースに引き上げてくるSSTです。
当然、メーカーが違ったりでアタッチメントなどは
その都度、製作しますが今回はカラー1個ですみました。 ラッキー!
叩いて入れるは、絶対にNGですからね。
「道具なんて、なくても出来るわ!」ではなく
ここはしっかりSST使用したいですね。
Lケースに、クランクが入ったのでミッション・シフトドラムなども
ケースに収めて
Rクランクケースを合わせます。
そして、ケースができました!
横のオイル缶は、組み付けオイル
レスポ コンペティションST-2 15W-50
実際に使用するオイルを使って組み付けていきます。
いぶきも、レスポを使用するとは
少しは見どころのあるヤツです!
ここまで、出来たらどんどん行きたいのですが。
まずは、シフトのチェック
チェンジペダルを取り付けて、シフトしていきます↓
このシャフトの先は、エンジン右側のこれ
シフトシャフト↓
シフトダウンすると↓
シフトアップすると↓
わかりますか? シフトペダルを操作すると
シフトシャフトの、この字の間でシフトペダルのストローク
を規制しているんですよ。
そして
手でペダルを操作して、シフトダウン時にストローク不足を感じたので
ここを削ってストロークを増やしてやります。
狙いの寸法まで↓
そして、もう一度組み付けて、チェック
気持ちよくシフトできるようになりました。
この加工、シフト時にストローク不足を感じる時は
凄く効果ありますよ!
気持ちいいぐらいシフトできるようになります。
そして
今日は、疲れたので
ここまで!と言ったら
この後輩は↓
「早く乗りた~い」だって・・・・・・
わたくしを、急かしてきました・・・・・・
本来なら、ここで往復ビンタですが
今回は特別に
地獄突き
と
タイガーマスクばりの
ローリングソバット
で勘弁してやりました!
ちょっと技が古いので、次回はもっと新しい技を覚えてきます。
でも
いぶきは、わたくしにプロレス技
を掛けさせてくれる
見どころのあるヤツです!
ウソです。
本当は、作業の技を見て盗もうと
いつも、わたくしの後を付きまとう
うざいヤツです・・・
うざいヤツというのもウソで
本当の本当は
見どころのある後輩です!
それでは、また来週 バイバ~イ