溶接修理のおはなし

販促部  ヒロ伊藤です。

しゃぼん玉は、量販店では珍しく溶接機があります。

それも、お客様の要望に色々お応えできるようにするためです。

 

現在、作業中のカタナのフレーム↓

このように↑
フレーム補強やレイダウン加工も年間に何本か行います。
ちなみに、これは今年2本目のフレーム!

このようなカスタムでは溶接機が必要です。

でも
わたくしが、よく溶接機を使用するのは
カスタムではなく修理の方です!

 

色んな修理で使いますが


今回は

GPZ900Rのアッパーカウルステーの取り付け部
フレーム側の修理です。

アッパーカウルをこうやって持って
上下に動いたら要注意ですよ!

動いたら、どうなっているかと言うと
取り付け部の写真↓

一見、よさそうに見えますが
実際は、OH! NO~ですね。↓



純正は、ステーの中にカラーが溶接されていますが
それが、もげている車両がよくあります。

がたがたアッパーカウルが動いたり
メーターが、がたがた動く時は
中のカラーの溶接が外れていることが多いですね。

 

今回のは、完全にもげてしまっていますが・・・・・

今回は損傷が激しいので
ブラケットの製作からです。

 

鉄の材料を切り出して↓

それっぽく、加工を加えると↓


あとは、これをフレームに溶接するだけ

 

もとあった、ステーを完全に取り除き
溶接のため、塗装を剥がし↓

完全に何もなくなった↑

でも、もとのステーの位置・・・
どこだった?
どこに、ステーを付けたらいいんだ?

 

どこか、わからない・・・なんてことに
ならないように

 

前もって、STDの位置に来るように
位置決めの治具を簡単に製作しておいたんですよ。


GPZ900Rは、フレームのセンターにこの取り付けボスが
付いているのではなく

少しオフセットした位置に付いているので
このような、治具で完璧な位置を出して溶接します!


溶接完了!!

 

そして、塗装もして↓


アッパーカウルステーの取り付け部の修理は完成!

あとは、組んでいくだけなので写真はなし

 

このように、修理で溶接をよくします。

鉄、ステンだけではなく、アルミもOKなので

溶接ごとで何かお困りなことがあれば相談してくださいね。

 

それでは、また来週  バイバ~イ

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