冷却水の循環

こんにちは、一宮店メカニックのコーディーです。

毎年平均気温が上がっていく中、バイクにとっても厳しい猛暑が続いています。

そこで気にかけてもらいたいのが冷却水です。

冷却水の役割はラジエターで冷やした水をエンジンに循環させて高温のエンジンを冷やしオーバーヒートを防ぎます。

また、寒い時期にラジエターとエンジンの通路を塞いで水温が下がらないようにするという機能もあります。

それが

このサーモスタットです。

バイクのサーモスタットはワックスペレット型サーモスタットを採用しており、ワックスが冷却水の熱で膨張してフタを上下に動かすことにより開閉をして水温の調節をしています。

エンジンの出力が最も出やすい水温は70~80度と言われています。(諸説あり)

つまりエンジンが冷えている時は冷却水はエンジン内だけを循環し、高温になってくるとサーモスタットが開きラジエターにも循環して冷却水を冷やすという大事な役割があります。

そこで見てもらいたいのがこちら

フタが開きっぱなしなのが分かると思います。

 

フタが開きっぱなし、つまりエンジンが冷えている状態でも冷却水はラジエターを循環し常に冷やされている状態です。

今の時期は大丈夫ですが、冬にこの状態で走っているとエンジンは常に冷やされてオーバークールになってしまいます。冷却水は不凍液ともいい基本的には凍ることはないのですが・・・

このサーモスタットはバラさないと状態が分からないので、古い車両やオーバーヒート・オーバークールになりやすい車両は要注意!

 

では・・・また・・・

 

Screenshot

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