マフラー修理のおはなし

販促部   ヒロ伊藤です。

ただ今、6月19・20日の全日本筑波ラウンドに参戦中の

TEAM VITAL SPIRIT


先週の事前テストから一週間(先週のブログで報告済み)

 

今日は、そのテストから本番への搬入日・前日のおはなし

 

いつもブログをご覧になって頂いている方なら

わかってくれていると思いますが

今年の転倒の多さ・・・・・

 

2台で、茂木でテスト・本番で2回

菅生でも2回  そして先週の筑波テストでも1回   うん~~

菅生の事前テスト時↑

サイレンサーの角度が・・・・・ Oh~no!です

 

続きまして↓

菅生のウイーク ↑

 

マフラー部を拡大してみると


サイレンサーと一体構造のテールパイプが・・・・・もっとOh~no!です。

えげつない凹み方をしています・・・・

このサイレンサーは、もう
一巻の終わり?

 

いや、いや、直しますよ!

搬入日前に、スペアサイレンサーが1本しかなく
どうしても、もう1本必要なので

作業開始です。

 

傷まるけで、ちょっと悲し~
テールパイプと一体型のサイレンサー↓

パイプ部分は、使えないので

ちょん切って、ポイします。

ここで、使えないサイレンサーから切ったテールパイプをもってきて
サイレンサーに引っ付けるのですが(2個1にするということ)

 

2本が同じ径では、難易度がますので

サイレンサー側の径を少し拡張します。


そうすることでサイレンサーとパイプが、インロー構造に!

インローにすることによって差し込むことが、出来るので
合体させると↓

あとは、これを溶接ですが

パイプの振りによっては、車両に装着できないので

実際に車両に仮付して、位置を出してからの溶接になります。

 

車両に、仮付け↓ インロー構造なので楽に位置が出ます

同じ径だと合わせ面の加工も大変だし、こうはいきませんよ!


これを、溶接で点付

サイレンサーの出口から見える黒いホースは、アルゴンガスが出ています。

 

チタンはすぐ酸化するので、ガスでのシールドがとても重要!!

 

パイプの中もガスでシールドします。

 

位置決めして点付したパイプとサイレンサー↓


あとは、一周ぐるっと巻くだけですが

本来なら、ここからはマフラー屋さんにお願いするところです。

マフラー屋さんには、このパイプが回せるようなターンテーブル的なものがあり

手(トーチ)を固定して、物を回す方法で溶接できるので仕上がりが綺麗です。

しかし、今回は次の日搬入で時間がないので

わたくしが、溶接します。

 

わたくしの場合
ターンテーブルがないので物を固定して

自分が動いて溶接します。

自分が動けなくなったら
一度溶接をやめて物をずらした位置で固定して

また溶接です。

 

このやり方だと、継ぎ目がたくさんできてしまいますが・・・・

 

溶接スタートです。

溶接しては、隙間があれば板金して少しずつ進めていきます。↓


そして、何とか完成!

今回のポイントは、インロー構造にするという発想

あとは、「こけすぎ」と言う点

溶接は、綺麗ではないがスペアサイレンサーとしては十分!

ギリ間に合った!!

 

搬入日にチームに、これを渡して

筑波ラウンドでのわたくしの任務は完了!

 

あとは、チームに頑張ってもらうだけです。
「こけちゅう」で頑張ってくださいね!
こけすぎ注意の略です。

 

筑波ラウンドの報告は、来週にしますね!

 

でも、ちょっとだけ

 

19日・土曜日のレース1は 8位だったみたいです。

20日・日曜日 レース2  応援よろしくお願いしますね!!

 

それでは、また来週  バイバ~イ

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