こんにちは、一宮店メカニックのS康二ことコーディーです!
今回はプラグの清掃の注意点の話です。
プラグを外すとこういった状態をよく見かけます。
普通ならパーツクリーナーをかけてワイヤーブラシでゴシゴシ磨きたくなりますよね?
しかしプラグというのは繊細なパーツで清掃の仕方次第で見た目はキレイになっても逆に使い物にならなくなってしまうことがあります。
一般的にイリジウムプラグは中心電極を痛めるのでワイヤーブラシを使ってはいけない!と言いますが、イリジウムでない通常のプラグも金属製のワイヤーブラシを使うと中心電極が摩耗したりワイヤーカス(金属粉)が付着して火花リークを起こしたりもするので要注意です。
プラグの清掃はプラグクリーナーもしくはパーツクリーナーをかけてウエスやナイロンブラシで絶縁体部等のカーボンを落とします。
イリジウムプラグの絶縁体部はカーボンが付きにくい構造になっているので基本的に清掃不要とも言われてます。
ただせっかく外したのでネジ部も含めキレイにしたくなります。
プラグのネジ部にカジリや焼き付きを防ぐために焼き付き防止グリスを塗ります。
(写真のプラグは新品プラグです。)
プラグの締め付けも要注意でネジ穴に対して垂直でなかったり、締めすぎると破損の原因になります。
プラグ自体が破損するだけならいいのですが、アルミ製でプラグに対して強度の低いエンジン側が破損してしまうと何万もの修理費がかかってしまうので自分でやる際は慎重に!
バイクのプラグの交換時期は一般的に3000~5000㎞と言われてますが、車種や乗り方によって前後します。
10000㎞とか20000㎞とか変えなくても問題なく走れる事もありますが、出先でエンジンがかからなくなっても困るので余裕をもって変えておく事を心がけましょう。
新品のようにキレイでも火花が飛ばなかったり、火花が小さかったりと見た目での判断も気を付けましょう。
では・・・また・・・