バッテリーの過充電

こんにちは、一宮店メカニックのコーディーです。

先日、こんな車両に出会いました。

通常のバッテリー充電電圧はアイドリング時13V~14V程度なのですが、アイドリング中で17Vを超えてしまっています。

このまま乗り続けていると、バッテリー内部で水素が発生して液漏れや破裂等危険な状態なので正常な充電電圧になるように直していきます。

まぁ、充電電圧のオーバーはだいたいレギュレーターのパンクと言っていいでしょう。

レギュレーター(レギュレートレクチファイア)とは簡単に言えばオルタネーターで発生した電気の整流、15V以下に電圧制御する装置です。

このレギュレーターはエンジンをかけると発熱し、レギュレーター内の半導体は熱を受けている時間が蓄積すると劣化します。

つまりレギュレーターも消耗品なんです!

コネクター部の端子が腐食していたり接触があまいと黒く焼け焦げたり、配線が劣化して熱が溜まり配線が断線することも。

今回は過充電だったので関係ないのですが、オルタネーター側(エンジン側)の黄色い3本の配線がそれぞれ導通しているか点検。

また、黄色い配線とアースで導通していないことを確認。

この時に異常がある場合、充電量が足りなくなる為アイドリング中でも電圧が12V以下に。

充電電圧も正常な数値に戻ったのでこれで一安心。

 

では・・・また・・・

 

 

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