販促部 ヒロ伊藤です。
今日はこれ↓
オートバイのミッションなんだけど
常時噛み合いの、こんなような写真は
よく目にすると思います。
そして
このミッションを変速させるのが
シフトドラムとシフトフォーク↑
例えば、
赤いやじるしの移動ギア↑
このギアが、シフトフォークによって
写真で、このように右にスライドすれば5速↓
左に、スライドすれば4速↓
そして、このシフトフォークをスライドさせるのが
このシフトドラムというわけです。↓
足で、チェンジペダルを操作すると
このシフトドラムが回転して
この溝に、沿ってシフトフォークが動いて↓
チェンジをしていくんですよ。
でも、まあ~
こんなミッションの仕組みなんてどうでもいいんですよ
今回、見せたかったのは↓
このシフトフォークがNGなのわかりますか?
ここ↓
少し削れていますよね・・・・
本来、ここは台形になっていて
こんな感じです↓
各ギア
シフトフォークがここの台形部でしっかり保持されていないと
いけないんですよ
写真のように↓
だから、この台形部が削れていると
シフトフォークがショートカットして移動したり
保持されず、ギア抜けの原因になりますね
当然、シフトフォークが正規の位置にいないので
シフトフォークも↓
このありさまです・・・・・・・
この、NGだった場所は4速です。
今回、O/H前にお客様にミッションのネガ
ギア抜けなどが、ないか聞きましたが
問題無しということでした。
でも、バラしたらこの状態なので
このままだと、いずれ4速が抜けるようになってくると
推測されるます。
シフトドラムは交換ですね。
このように、削れているシフトドラムは
O/H時よく見ます。
ちなみに
今回、カワサキ車でしたが
カワサキ車は、エンジンを降ろさなくても
車上で、このシフトドラム・シフトフォークを交換
出来る車両があります。
例えば、オイルパンを外す作業やオイルパン交換時に
目視で点検してNGなら交換というのも有りですね。
パーツが廃盤になってからでは遅いですからね。
それでは、また来週 ごきげんよ~