サイドスタンド時の起きすぎ問題のおはなし

販促部  ヒロ伊藤です。

最近、また依頼が増えてきました。


このバイクの立ち
センタースタンドでなくて、サイドスタンドでの駐車状態・・・ビビりますね

角度測定器では、なんと驚異の5.9度

ほぼ垂直

ハンドルを右に切ると、そのまま右にバイクが倒れてしまう角度です。

危険ですね・・・・・

足つき性能を向上させるために、ローダウンして
サイドスタンド時にバイクが起きすぎる現象が出てしまった車両です。

足つき性はとっても大切
安心感が違いますからね。

バイクを安全に楽しく乗るために
ネガな部分は、一つ一つ潰したいですよね。

足つき性を良くするために、ロードダウンをすると
次に出てくるネガが、このバイク起きすぎ問題

このネガの解決のために、サイドスタンドを適正な長さに加工する。
ショート化ですね。

この依頼が最近、とっても増えています!

安全・安心のためのカスタム!! いいですね~

これ、また別の車両ですが↓

見るからに、バイクが起きています

測定結果は


7.5度

これも、起きすぎですね。

最初の5.9度とか今回の7.5度とか言われても
いったい何度が、適正なんだって?

いままで、いろいろなSTD車両を測定してきました。
だいたい12度~14度ぐらいの傾きです。

今回の2台は、大幅に外れていますよね。

これでは、駐車場所も選ぶ必要が出てきますね。
そうしないと倒れちゃいますからね。

そこでスタンドのショート化です。

スタンドをカットして、溶接して長さを適正にしてやります。

加工は、何回もブログで報告しているので省略です。

加工後

12.8度

わたくしの考える適正値になりました。

ここで、注意することが

もう一点

いくら適正範囲でも傾きを14度ぐらいにすると
お客様の体格や車両の重量によっては
サイドスタンドでの駐車状態から
バイクを真直ぐに起こせないことがあります。

ハンドル幅が広くて高い車両も起こしづらいです。

 

だから、加工するときは
車両はもちろん、お客様の体格に合わせて傾きを調整しております。

「サイドスタンド状態からの、引き起こしは大丈夫か?」

「スタンドの出し易さ、仕舞い易さは?」など
少しでも心配・不安な部分
ネガを消せるように、インタビューしてから作業するようにしています。

スタンドを出しづらい方や仕舞いづらい方には
エクステンションの追加加工などもしております。

心配や不安があるとバイクに楽しく乗れないと思います。

足つき性・バイクの起きすぎ問題など
心配や不安がある方は、ご相談くださいね。

それでは、また来週 ごきげんよ~

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