コンタマシンのおはなし

販促部  ヒロ伊藤です。

 

今日は、珍しく工作機械のおはなし


名前は
コンタマシン


上蓋と下蓋を開けるとドラムが2つ↓


輪になった帯状の刃がドラムに巻き付いていて
回転することで物を切っていく工作機械です。
ぐるぐる、のこぎりの歯が回っていると思っていただければよいです。

切っている様子は↓
(音は、ごぉ~~~~~~
字の大きさで、感じとってください

 

そこで

 

使用している輪になった帯状の刃(複数本)↓

これ、全部ダメになった刃です。
刃こぼれが、すさまじく能率が悪く危険です。↓

よって交換するのですが
帯状の輪で使用する刃物のくせに

 

なぜか?
輪の状態では売っていなくて

替え刃は↓


ロールで1本もの(なんで?

 

これを、ちょうどいい長さを引き出し

ここから
1本物の刃を溶接して輪にします。

 

これが、超~難しい
(誰もやりたがらない)
失敗することも多く
刃物が溶接部で折れる(きれる)

 

物(アルミなど)を切っている最中に突然

バシッって凄い音がして刃物が折れる(きれる)
恐ろしい瞬間です。

 

そうならないように、しっかり溶接します

コンタマシンには、刃物をつけるための
溶接機などが付いていて↓

ここで作業します

ついでなので鉄用・アルミ用、何本か作っておきます。


カッターで切断↓ バシッ


断面をまっすぐにすることが大切↓

溶接機にセットして↓


3.2.1 発射

ではなく

3.2.1 スイッチON
(でも?発射みたいでしょ)

バチバチバチバチ

 

溶接した箇所は

ここを、セットする位置を変えて
焼きなまします

し~ん・・
(音はなし)

 

この焼きなましがポイントで
(とっても大切)
回数・時間など

教科書通りにはいかない
経験がものをいう作業です。

 

あとは、溶接で出っ張った部分を
グラインダーで平らにするだけ↓

ジジジジジ

 

出来上がった、溶接面
完成です

これを、一度
機械(コンタマシン)にセットして
試し切りをします。

 

失敗していると、最初に折れることが多いので

溶接でつけた当の本人(わたくし)が
身をもって試します。
ドキドキドキ


左のライン シュート切り

右のライン  ストレート切り
(100マイルの音はわからん)

 

次は↓

ごぉ~~~~~~

カーブ切り↓


溶接した本数が多いので何本も試し切り

最後にもう一丁

一番右 曲がりの大きい
スイーパー切り↓


刃物の溶接はうまくできたみたいです。

本当に、昔はこの溶接ができなくて

折れてばかりで
折れた・ダメだった理由もわからず

いつも、機械加工を教えていただいた師匠にやってもらっていました

(師匠との、やり方も何が違うかわかりませんでした)

でも、わたくしのだけ折れるんですよ・・・・・

 

練習しましたね!

 

ダメになった刃物は切断して処分しますが

その時に出る端材↓

こういう、処分するタイミングで
刃溶接の練習をしたものです。

その結果

今では、95%ぐらいは成功ですね(100%ではない)

上の写真の端材も
昔の練習を思い出して

溶接してみました

ここまで曲げても大丈夫
折れません

 

若者風に

なんなら!

いっぱい練習しました!

 

それでは、また来週 ごきげんよ~

もう一丁

受付開始しています。↓


楽しそうですね!

是非、ご参加を!!

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