販促部 ヒロ伊藤です。
GSX1100S カタナの弱点
(わたくしが勝手に思っているだけ?)
エンジン内部(クランクケース側)でピストンが上下運動することによる
圧力変化だったり、ガスの膨張
今はTーREVに代表される減圧バルブがあるから
何となくケース内圧力って想像できますよね。
それと
ピストンとリングの僅かな隙間から吹き抜けてしまう
燃焼ガス
このガスの事をブローバイガスと言いますが
前々回のブログで紹介したようリングだと、多く吹き抜けていると思います。↓
吹き抜けガスが多いと、せっかくの爆発エネルギーを逃がすばかりか
オイルの劣化にもつながるので、良いことはないです。
今回は交換したので大丈夫!
ちょっと話がそれましたが
言いたいのは!
要はケース内は圧力が上昇するということ
そして
それを抜いてあげないといけないということ!
もし正常に圧力が抜けないと、抵抗になりパワーダウンはもちろん
弱い所のオイルシールやガスケットからオイル漏れが発生すると思います。
だから、ブローバイガスをしっかり抜いてあげることは
超大切!
そこでカタナに戻って
カタナのブローバイガスは
ここ、ヘッドカバーから抜けますが
このカバーの中身がくせ者で
蓋の裏は迷路みたいになっていて
霧状になったオイルが直接噴出さないようになっています。
↓
こんな、たわし見たいのが
ぎっしり入っています。↓
ケース内は、オイルの雫?霧?雨?もしかしたら暴風雨?
みたいにオイルが飛び散っているので
このたわしも、オイルがびっしり付着します。
そうすると、当然ガスの流れを邪魔しますよね。
おそらく、ここって定期的に清掃もしないし
初期型GSX1100S SZがもう40年前の車
国内 GSX1100S SRでももう30年経とうとしています。
その間、1回も清掃されていなかったら?
ひえ~・・・
ですよね。
だから、カタナの作業が入ると
この、たわし見たいのも細工して(たわしの細工重要です)
そして
ガスケットも細工して↓
ひと手間かけて
ブローバイガスが抜けやすくなるように細工しています。
ブローバイガスの抜けは重要ですよ。
意味不明な所からオイルが漏れてきたら、一度疑ってみてくださいね!
ちなみに
こんな、ホースの折れは問題外ですよ↓
いっぱい、カタナのエンジンをバラシてきたから
気づいたことです。
それでは、また来週 ごきげんよ~