オイルフィルタープレートのおはなし

販促部 ヒロ伊藤です。

今日は、偶然に若いメカニックと話題になった話です。

本当に、急だったので写真を探すが大変でした。
(よって、複数台の写真です。何枚かは、頂き物です)

ゼファー1100↓


オイル交換・フィルター交換↓


綺麗に清掃して組みます↓


この写真の構成パーツを見ると

おやっ? いつものアレが無いって思うメカニックも多いと思います

このフィルターとスプリングの間のワッシャ↓

付いていない車両も多いです。
しゃぼん玉では在庫しているので、こんな場合でも安心です。

でも今日は、そこではなくて

今度は、違うゼファー1100のオイルフィルター周り↓

間違って組んでありますね。(久しぶりに見ました)

カワサキは、赤いやじるしのフィルタープレートが付いていて

これが車種によって、フィルターの上に付くもの
下に付くものが有ります

この、フィルタープレートが話題になったブツです!

今までは、ゼファー1100

次はゼファー750↓

ここで1100・750のフィルター周りの構成パーツを↓


真ん中のフィルターは同一

左側が750  右側が1100

見て違いがわかりますよね

フィルタープレートの形状がちがうんですよ


そして、今回
話題になったのが、プレートの位置

ゼファー1100は↓

(何枚か上の写真は間違っていますね)

1100はフィルターの上に付きます

ゼファー750は


フィルターの下に付きます
なぜ?
この上下の意味は?

そもそも、このプレートは必要なのか?

上か下か、あれ?どっち?
上の写真のように、これ間違ってる?ってなったら

パーツリストで確認する!
全然、間違っていません。不安だったら調べる
大切なことです
そして、きちんと正規の位置で組み直す

でぇ!

ここからは、わたくしなりの勝手な考えを

フィルターが入っている所は部屋になっていて

フィルターの外側から入ってきたオイルがフィルターを通過して
真ん中からメインギャラリーへオイルが通ります

それを踏まえて、簡単な写真で

ゼファ750↓

オイルパンの中からの写真です
フィルターはエンジンのロアケースにつきます
本来ならフィルターの周りは壁で部屋になっています

オイルの流れは

赤やじるしからフルターの部屋に入り
フィルターの外側からフィルターを通過して
青やじるしからメインギャラリーへオイルが流れます

その時のフィルタープレート位置は(フィルターのみ外した写真)

ゼファー1100は

750と違ってオイルポンプにフィルターがつきます
1100のオイルポンプ↓

ひっくり返して、フィルターの付く側↓

フィルターを付けると↓


本来は、オイルパンを挟んでいます

当然フィルターの周りは壁で部屋になっています
フィルターの周りに円筒の部屋は想像してくださいね

そして、一番フォーカスしてほしいのがオイルの流れかた

オイルポンプから赤の矢印でフィルターの部屋に

フィルターの外側からフィルターを通って

青のやじるしのメインギャラリーへ
フィルターを外すと

そして、その時のプレートの位置は↓


フィルタープレートが、ここにいるんですよ

750・1100でプレート位置は
フィルターの上下で位違っていましたが

共通なのは、オイルの入ってくる側にプレートを設置してあること

おそらく、オイルポンプから圧送されるオイルが
フィルターの一か所に直接あたるのではなく
一度、壁に当てて
オイルフィルターの外側に効率良く
分配されるようになっていると思います
(想像だけど・・・・)

そして、1100は

壁に対して、直角ではなくて
オイルが斜めに当たるように設計されています↓


オイルフィルターの部屋の中が、洗濯機の水みたいに
渦が巻くのでしょうね

流速もあがりそうでだし、常に部屋の中のオイルが
フレッシュな物で循環しそうです。

何度も言うけど、想像です。

でも、プレートの位置は
オイルラインを見れば、一目瞭然ってわかりましたよね!

間違っていたら、正規の位置で組んでくださいね

パーツリストが無くても
構造がわかれば位置がわかりますね

 

これが、若いメカニックと話題になったことです

 

こういう話が、メカニック同士で出来るのは

幸せですね!

 

それではまた来週ごきげんよ~

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