エンジン構成パーツのおはなし

販促部   ヒロ伊藤です。

この頃、エンジンの作業が多いのですが
エンジン一台って、どのくらいのパーツ点数で
構成されているんだろう?と思い 洗浄したパーツ達を
並べてみました。


各カバー類やオルタネーター・スターターモーターなどを除いても
こんな沢山のパーツでした!

 

構成パーツを少し紹介しますね。

まずは、ヘッド周り↓  馬力出すのはここが重要ですからね! カーボン除去後

お次は、クランクシャフト・シリンダー・ピストン・コンロッド・メタル達
どれも処理済みです。↓


エンジンというと、クランクケースを含めた
ここまでな感じがしますが

まだこんなにあります↓

右端に見えているのが、ロアクランクケース

その他を細かく紹介

まずミッション↓


右にメインシャフトとドライブギア 小さい方から1速

左にカウンターシャフトとアウトプットギア 大きい方から1速

このミッションを変速させる
シフトドラムなどシフト機構のパーツ↓


その他、振動軽減のためのバランサーシャフト↓

お次は
発電させるためにオルターネーターを回転させる
セカンダリーシャフトなどのパーツ↓  (真ん中 3つのトレーたち)


セカンダリーシャフトにはスタータークラッチも引っ付きます(左下)

クランクの回転をチェーンで伝えられます。そのチェーンのテンショナーが右下

そして、オイルポンプ↓


2つ仕様

1つは、フィルターを通してメインギャラリーへオイルを供給

1つは、冷却のためにオイルクラーへオイルをまわします。

 

最後にクラッチたち↓


これで全部かな?

カーボンは落として洗浄はしてありますが

これから、バリを取ったり、各部修正したり
フリクションを少なくするために磨いたりして組んでいきます。

 

どの位、きれいにするか少しお見せしますね。

 

洗浄前のヘッドとバルブ↓


上のが、これに↓


リフターもラッピングします↓


クランクシャフトやカムシャフトもラッピングして処理

オイルポンプなどは、しっかりバリ取り

カムスプロッケットは、バルブタイミングが調整できるように
長穴加工↓


色んな細工をして、エンジンを組んでいきます。

でも、いつも洗浄後に一番最初にやることは


アッパーケース・ヘッドボルトのネジ部の修正からかな?

組んでいくところは、また報告しますね!

それでは、また来週   ごきげんよ~

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