どの車種のミッション?のおはなし

販促部  ヒロ伊藤です。

いつものように、作業台の上は↓


エンジンパーツでぎっしりですが
よく見るとミッションが2セットありますね(手前の2つ)

1つは↓

ZRX1100に組まれていた5速ミッション
STDです。

もう一つは↓

これもZRX1100に組まれていた6速ミッション

実は2台のZRX1100のエンジンをバラシているんですよ。

それで5速と6速のミッションがあるってわけです。

もちろんZRXは5速  こっちはSTDエンジン

6速化された方は、チューニングエンジンです。

2つ同時に見ることも、中々ないと思うので
5速のメインシャフトです。↓


左からベアリング・1速ギア その横にもう一つギアが
入るスペースがあるのが、
わかりますね。

6速ミッションだと↓
ギアが入っています。

だからZRXは、元々6速が可能なのにSTDでは5速にしているとおもいますね。

5速から6速化 昔は良くやったカスタムです。

今回は、6速ミッションの方の作業なので

このミッションが、どの車種の流用なのかを調べます。

と言っても

ZZR1100系なのか ダエグなのか

ZZRとダエグでは、ミッションの配列が違うのですぐ区別できます。

ミッションの写真を見れば分かるように
配列は1・5・3・4・6・2

ZZR系とわかります。

ZZR1100とZZR1200では
カウンター側の2速ギアの取り付けが違うので
これも判別がすぐに可能。
このミッションはZZR1200

何で車種を調べるかというと


O/Hでミッションをバラした時に必ず交換が必要な
超重要パーツの一つのクリップが違うからです。

今回はZZR1200用のクリップを注文します。

あと、ばらす時の注意点は

このようなチューニングエンジンは、どのような細工がされているか
わからないので
慎重に確認しながら、ばらすことが大切です。

ミッションでは、シムも多く使われています↓


組み手によって、ギアを抜けずらい方向に寄せたり
ガタを少なくするために、このようなシムを細工することがあるので

厚みを測り↓

どの位置に、どの厚みのシムが入っていたか
しっかりと記録しておきます。↓

思った通り、STDの厚みとは違うシムが入っていました。

このように
チューニングエンジンは、マニュアル通りに組めないので
確認しながら分解するので時間がかかります。

分解するのも時間がかかってしまいましたが

ブログも時間がかかっているので
今日は終わります。

また、報告します。

それでは、また来週  ごきげんよ~

 

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