「ふ~ん」のおはなし

販促部  ヒロ伊藤です。

 

前回のブログでは、カムシャフトを磨いていましたが

今回は、ピストンピン↓

ここは、熱が厳しいですからね

最初は、こんな感じですが↑

旋盤にセットして磨くと↓

施工前の2本と施工後の2本を比べると


ピストンとピンは
外す時は、きつくて抜けませんでしたが

これで、するするのフローティング状態になります。

その状態の写真が、どっか行きました・・・・・
また、報告します

 

今日は、簡単に

 

これが↓

こうなって↓


こんな感じまでして↑

こんな感じに組んで↓


どんどん組んで↓


先ほども、言いましたが

写真が、どっかいきました・・・・・・・・なぜ?

 

写真が出てきたら

また報告します

 

ここまで、カーボンを落して
綺麗に磨くと

エンジンの事が、わからなくても
「なんか? スゲー!」って思いませんか?

この作業はめちゃくちゃ大変です。

 

でも
もっと緊張して
出来れば、作業したくない作業もあります。

しかも、こういった作業に限って

出来たものを見ると

「ふ~ん」て感じで

苦労と緊張度合
わたくしの「イヤな汗が出るさま」が伝わらない

ちょっと紹介します!


2サイクルのシリンダーの赤丸部分

「なにこれ?」

よ~く、見ると


近づいても
「なにこれ?」

依頼主に聞いてみたら
スタッドボルトらしい (えっ! うそでしょ?)

でも、ホントらしく
2個のシリンダー ウォータージャケットの中に4本

でぇ

わたくしに、何をしろと?

「外してほしい」

(えっ! うそでしょ?)

 

でも、乗り掛かった舟 いざ スタート


作戦は、
ど真ん中に、穴を開けてネジのみ壊す作戦
「言うのは簡単 やるのは大変」って頭をよぎります!!

ウォータージャケット内ということで、肉厚も薄いので
ヘリサート挿入のため内径を広げることはしたくない。
そのため
元のネジ山を、再生することに

この状態の折れたネジは
エクストラクター 逆タップではとても
太刀打ちできないので

折れこんだネジを薄皮一枚までにして
取り除こうと思います↓

ドリルで穴を開けようとした努力の跡も見えます。

ネジがM8XP1.25なので
どセンターに穴を開けることが出来れば
6.75mmまでは、大丈夫 (シリンダーを削ることはない)

シリンダーはアルミ
折れこんだネジは スチール

本当に
ネジだけを、削っているか?

磁石で削り粉をチェックしながら慎重に


そして、薄皮1枚まで

削ると↓


後は
残った薄皮1枚のネジを取り除いていきます

これを、4か所

イヤな汗をかきながら(何回もいいますが!)

できました!

出来たものを見ると

やっぱり

「ふ~ん」ですね?

 

すげ~緊張して
イヤな汗もいっぱい出たけど、何とかうまくいって

本当に、よかった!

これこそ、技ですよ!
わかってもらえないとは、思いますが・・・・

では、また来週 ごきげんよ~

 

 

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