販促部   ヒロ伊藤です。

今日は、頭
そう! ヘッドの作業


まずは、バルブを外すところから
SSTを使って16個のバルブを分解していきます。



で!
ヘッドを全部分解すると
構成パーツは、こんなに沢山↓

上の写真の各パーツは、修正などを施した後の物です。

修正とは?
例えば
カムキャップとロッカーアームシャフト↓


長く乗ると傷が入るので、フリクションを少なくするために磨きます。

カムキャップ 10個↓


ロッカーアームシャフト 2本↓

そして、こんなちっこい物も↓


これ、タッペトスクリュウと言って、これがバルブの頭を押しますが

ここも、こんな風にかじっていることがあるので↓


この、ちっこいスクリュウも16個磨きます。

ピンボケです。 申し訳ない!

 

バルブスプリングもインナー16個・アウター16個処理します。

そして、少しでも長い物をIN側で使用します。

ちょっと前のブログで
「自分は機械になる」って言いましたが

ここまでのように、同じ作業の繰り返し
しかも16個ずつ・・・
機械にならないと、なかなか出来ないですよ

淡々と同じ作業の繰り返す・・・

 

人間だと、「めんどくっさ!」ってなりますもんね!

 

作業に「めんどくさい」は一番の大敵です!
あと、うまくいかなくて「怒ったら負け」です!

 

そうならないように、機械になる。 すごい特技でしょ!

 

で、カーボンを落として塗装から上がってきたヘッド↓


シートカット・すり合わせはもちろん
今回は、面研とポート研磨もしました!

バルブも、しっかり16本処理して


45度のシートの当たりは、バチっと当るように仕上げています。

 

あと、ロッカーアームも高年式の物へ交換
GPZのヘッドは、これも大切です。↓

これは、8個処理してから組み込みます。↑

 

そして、出来上がったヘッド↓

この仕上がったヘッドをシリンダーへ装着
シリンダー側もきれいに仕上げています

 

ここに↓ヘッドを装着

そして、今回使用するカムはヨシムラST-1

ST-1は、そのまま取り付け可能ですが
今回は面研しているので
クランクとカムの距離が近づき、その分だけ
バルブの開閉のタイミングが遅れてしまいます。

それを適正にするために、カムスプロケットを長穴加工して
タイミングを調整します。


これを、組み込みタイミングの調整↓

そして、完成↓

今回は↓



バイクの頭(ヘッド)は、こんなにも色々な物が
つまっていますよ!
と言いたかっただけです。

わたくしの頭も、これくらい詰まっていたら良かったんだけど・・・

今回、お伝え出来なかった
ポート研磨やシートカット・すり合わせ作業は
また報告します。

 

わたくしの苦手な光明たんの使い方も↓


光明たん、全然わからん!

誰か、わたくしに教えて!!

 

それでは、また来週  ごきげんよ~

 

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