楽になった!のおはなし

販促部  ヒロ伊藤です。

 

毎度、いつものことではありますが・・・
わたくしのもとへ依頼が来る作業は?


ステム・フォーク・キャリパーはこれ↑

 

ホイール・ディスクはこれ↓


これらが、安全に装着できるように加工をよろしく!
という作業ばかり・・・

 

わたくしは、「え~ぇ」ではなく
「イエッサー」
と答えて、作業スタートです。

 

分かっているのは、担当スタッフは川瀬マンで
車両はZ
あとは、普通には絶対に装着出来ないということ

 

まずは、ホイールやディスクを採寸ですが

 

長くやっていると、知識がついていて

計測する前から、大体の数値は予想できます。
ブツを見ただけで

「GSXR1100系のホイールとディスクね」
「ディスクのオフセットは、19じゃなくて22の方ね」
「89 Kからのヤツか」
これ、川瀬マンとの会話です。

 

わたくし、カヤバφ38のフォークも以前に採寸したことがあったので

ホイール装着のための寸法は、すぐにできました!
それがこれ↓


この設計図通りに、アクスルシャフトやアクスルナットを製作して
ホイールベアリング(BG)を打ち換え

 

そのBGの内輪、ここ↓
この内輪に、適正に当たるようにディスタンスカラーも製作
当たり幅は、最小・最大の許容範囲があるので
BGカタログでしっかり確認しています↓

結構難しい本で嵌め合いだとか内部隙間など
BGに関することはすべて載っています。

 

製作したディスタンスカラーは、左が製作したもの、右はSTD

 

このカラーとBGを入れてホイールは完成予定

これで、ステム・フォーク・ホイールは装着できるので

 

あとは、キャリパーサポート

最初の図面↓


これから、
ディスクセンターの位置、フォーク側のキャリパー取り付け位置がわかるので

ブレンボ40mmピッチキャリパーを取り付けるためのオフセットが
容易に割り出せます。

 

オフセットはわかったので、今度は取り付けの位置

それがこれ↓

φ310のディスクに、合うようにフォークの
アクスルの位置・キャリパー取り付けの位置から
キャリパーサポートの4点を割り出します

 

カヤバφ38✙φ310ディスク✙ブレンボ40mmの重要な
4点はこれ↓


この4点とオフセットを考慮して

製作しようと思うサポートはこちら↓

違うソフトに
このブツを、放り込むと

まな板の上に乗った魚みたいに↓


このデーターを、

こいつに、送って↓

ボタンをポチっと押すと

2時間後には、試作完成!

確認のため、装着↓


位置関係は、バッチリ!
あとは、細かいところを確認していきます。

 

フォークとサポートの隙間など↓ 干渉はないか?など


大丈夫そうです。

 

昔だったら、3mmのアルミ板を切り出して
位置決めなどしていました↓


フォークとの隙間なんかも
何回も試作を作り変えて確認していました↓


今は3Dプリンターのおかげで、ボタンをポチっと押すだけ!

楽な時代になりました!

試作は、問題なかったので加工屋さんへGOです。

 

一応、車両にも装着したかったのですが
車両はないので、
代わりに

川瀬マンに装着して確認しました!


走りそうなバイクです↑
そして
ハンドリングが素直なマシンぽいです。

あと、こう見えて結構な旧車です。

 

それでは、また来週  ごきげんよ~

 

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